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塾名を変更しました~

どんぐり塾 あめのひ

思い起こせば3年前、ご近所の親しかったお宅に、息子のこれまでのどんぐりノートを大量に持って駆け込み、どんぐりについて1時間近く熱く語った上で、「どんぐりの塾をはじめます!よかったら是非!!」と息巻いて始まった『どんぐり寺子屋まな』。手さぐりで色々なスタイルを追求しながら、2年半お預かりしたかわいいかわいいこどもたちが、それぞれに大きな成長を遂げて、去る2020年1月末を持ってみんな卒業し、ご家庭でのどんぐり実践にシフトしてゆきました。

この2年半で、のべ35人のこどもたちが『寺子屋まな』に通塾していただきました(実践相談や体験会を含めるともっともっとたくさんのこどもたちが、松本近辺でどんぐり問題をはじめました。糸山先生、私も普及活動がんばってますよ~!)。寺子屋卒業まで続けたお子さん16名に加えて、短期間の通塾後に見事ご家庭での実践にシフトしていった子もいれば、「させない教育」であるどんぐりを信じ切れずに辞めてしまった子、環境設定ができずに途中でやめてしまった子、どんぐり理論と家庭やご主人の方針が合わずにやめてしまった子もいます。また、電子ゲームや多数の習い事がやめられず、私からお断りした子もいます。

 

少しでもこどもたちがどんぐり問題に取り組みやすい学習環境を、そしてどうしたらお母さんたちに糸山先生の理論がわかりやすく伝えられるか、どうしたらこどもたちの自由と暇と独自のテンポを守ってあげられるか、どうしたらこどもたちの自然な進化を最大限応援してあげられるか、まさに試行錯誤と悩みの日々でした。

そして遂に、「結局、お母さんたちに糸山理論をしっかり勉強してもらわなければ絶対にこれ以上前に進めない」という結論に至ったのが、昨年7月です。そこから指導者養成講座であるPILOT全25回、計35時間近い内容(補足を含めるともっとすごい量です(-_-;))を振り返り、エッセンスを抽出して、まとめ、「どんぐり実践者ならばこの内容は押さえてほしい」という重要項目を5つに絞り、全5回にわたり「どんぐり座談講習会」を保護者向けに開くことになりました。

 

ご家庭での実践にシフトしていってもらうことを目的にしたどんぐり教育実践講習会。ここでは、普段ご家庭で必死にどんぐり問題の取り組みをがんばっているお母さん同士も顔を合わせることができるので、「座談講習会」とネーミングし、お互いにうまくいかないことや、こどもの感動的な進化の瞬間などをシェアしてきました。

 

この5回の勉強会を経て、晴れて、2020年1月末にこどもたちは寺子屋を卒業、、、、と同時に、世の中にコロナの渦が来て、学校もお休みとなり、塾もしばらく開けない運びになりました。

 

どんぐり座談講習会にご参加いただいて、どんぐり理論を押さえた上で寺子屋を卒業していったこどもとお母さんたちは、どなたももれなく休校を「チャンス!」と考えたに違いありません。こどもが暇になる大チャンス!習い事もすべてお休みだから、こどもが本当にしたいこと・続けたいことがはっきりとわかるチャンス!暇のなかでこどもの本当のペースを見極めるスーパーチャンス!ゆっくりじっくりていねいに、どんぐり問題に取り組むまたとない絶好の機会!きっと休校の不安に負けず、学力の不安に負けず、子どもを観察し、信じて、コロナ休校を「逆手にとってバッチリ利用した」に違いありません。

 

卒業したみなさん、2年半にわたり、大切なお子様の、本当に大切な時期に、関わらせていただき本当にありがとうございました。

 

さて、みんなが卒業し、すっかり怠けぐせがついてしまったココタンですが、コロナに乗じてとてもよい充電期間をいただき、そろそろまたどんぐりの伝道師の活動を再開します。これまでの3年間の教訓を生かし、私にできることは、「”どんぐり式で教育していきたい”というお母さんたちのサポート」のみだと、はっきりわかりました。

 

「どんぐり式はよくわからないけど、学力をつけさせたいから、どんぐりって良さそうだからこどもだけお願いします」という姿勢のお母さんのサポートは、不可能だと、よくよくわかりました・・・。こどもだけをお預かりしてどれだけ応援してあげても、お母さんの考え方にどんぐりの風が吹いていないとだめだ、、、、と。

 

本当に子どもたちの進化のサポートをする気なら、どんぐりの理論の核心部分を、お母さんに向かってしっかり伝えなければならない。

 

しかし、これがしんどいのです。本当は子育てに「間違い」なんてない、子どもが健やかで生命を保証できていれば本当はそれでいい、どの子も立派に育っているし、第一私はそんなに良い母親じゃないのに、「あなたの子育てもっとこうしてください」なんて、長期的に他人様の子育てに介入していのはしんどくて、そんなエネルギーはもう全然ありません(*_*)

 

というわけで、結論、こうなりました。

 

【どなたさまも5か月間は、通塾できます。】

最初はただの学力養成に興味があってもいい、自然派のおかあさんも大歓迎、子どもが多くて手が回らくても、お母さんが算数苦手でも大歓迎です。どんぐり問題をやらせてみたい、ご家庭に導入してみたい、どんなものか知りたい、やってみたい、という方はどなたも歓迎です。

この5か月間は、お母さんもどんぐり理論を勉強しましょう!毎月一回開く勉強会に参加してください。そして5か月後、理論の全体像を見据えた上で、ご家庭で続けていくかどうか、さらにどんぐりを深めていくかどうか、それはお母さん次第です。

 

私が開く『どんぐり座談講習会(全5回)』は、通塾の方以外でも、ご家庭でどんぐりを実践している方もご参加いただけます。糸山先生にはとっても失礼ですが(もちろん尊敬しており糸山先生は大好きですが)、糸山先生の発信する情報を紐解いていくこうとすると、その口調や伝え方に、煽られ煽られ焦らされる。それは私の能力の無さのせいだけど、ようやく一つ、意味がわかった、実践できた、と思うと、次はこれ、次はこれ、さらにそれぞれ適期があって、「させない教育」のはずなのに、「させないことをさせること」に焦ってしまい、親として自信がなく、いつも罪悪感があり、いつもつらい、という側面がありました。やってもやってもまだ足りない、まだ全容を把握できていない、まだできていない、という気持ちに圧倒された7年間でした。

もうすぐ14歳になる私の息子、このコロニアンホリデーのおかげで(笑。ふざけた呼び方で不謹慎でしょうか)OneZemi(どんぐり式高校受験指南)のこと、Donglish(どんぐり式英語学習法)のことをやっと本人に伝え終えて、まさにあとは本人次第。私の環境設定呪縛からようやく解き放つときです。同時に私自身もようやくこの「どんぐり焦り」から解放されつつあるところです。

 

だからこそ私は、お母さんたちみんなに伝えたい。

あれもある、これもある、どれもこれもすごすぎて把握できず、把握できたときには適期すぎちゃって手遅れ、というのではなくて。

 

『どんぐりの全容はこんな感じです、それぞれ深めていくと深淵すぎて溺れるけど、とりあえずこれだけ押さえておけば、大丈夫です。』

 

焦らなくても大丈夫。できなくても大丈夫。ベストでなくても大丈夫。完璧でなくても大丈夫。要はこういうことです、ここだけ押さえておけば、あとは余裕のある時に深めれば大丈夫。

 

結局こどもたちはちゃんと育つし、ちゃんと生きていくし、ちゃんと考えられるし、この部分ができたあなたの子育ては素晴らしいし大正解だよ、と。

 

そんなどんぐり理論の伝え方をしたいな。(やってもやってもできない気分でいた私も、誰かにそんなことを言われたくて仕方がない(笑))

 

そして、理論の淵で溺れるのも実は結構楽しいから、余裕があるときは一緒にディープダイブして溺れましょう、一緒に溺れてくれるママ友も募集しています。

 

という伝え方がしたい。

 

だから、また頑張ります~!

 

すごく長くなってしまいましたが、そんなわけで『寺子屋まな』に一区切りをつけたいと思います。『寺子屋』というと、だれでも来れるようなイメージなのに、蓋を開けてみると実はかなりストイックなどんぐり理論実践の場!「寺子屋」では語弊があると思うので、『塾』と改名します(笑)。また「まなざし(眼差し)をそそいで、まな(愛)で、まな(学)ぶ」という意味を込めて即席で「まな」という寺子屋名としましたが、いつかもう少ししっくりくる名前を探そうと思っていました。

 

まだしっくりは来ていませんが、ココタンのもともとの活動名であるAme(あめ)から、「どんぐり塾 あめのひ」という名にしたいと思います。「あめ」は大和言葉で、天・雨・海 すべて”あめ”と読みます。「ひ」は、靈・日・火・氣と、神聖なエネルギーや湧き上がる命のエネルギーそのものをさす音です。こどもたちは、天からの恵みの命、そんな思いを込めてみました。

はれのひは外で遊んでほしいしね(笑)

 

大変長くなりました。

6月9日~、新規塾生を募集します。8月お休みで、12月まで、5か月+1か月の通塾期間になります。ご興味あれば是非お問い合わせください。また新しい、かわいいこたちに会えることを祈って。そして素敵なお母さんたちとの出会いを楽しみに。

2020年度新規塾生募集のご案内

 

ココタンより